mijoe(みじょー)のアウトプット

秋田県のこととか自分の創作物について書きます

【個人企画第2弾】「秋田弁×イラストデザイン」をやってみたら、とっても楽しかった! Part1:まぶ / ILL-No.005

0. はじめに

本企画では、このブログの管理人であるmijoe(みじょー)が描いたイラストが登場します。イラストはmijoe(みじょー)の脳内にあるアイデアを具現化して作成したものなのですが、既存のイラストで似たようなものがあるか等の調査を十分に行えていない可能性があります。既に同様のアイデアで描いている方がいましたら、申し訳ございません。あまりにも酷似している場合などには取り下げを検討するので、ご連絡下さい。

1. 序

こんにちみじょみじょー!mijoe(みじょー)です!

はい、本日はvtuberとかがやりそうな挨拶を何の予告もなく使用してみました。皆さんの困惑した表情が目に浮かぶようです。ちなみにこの挨拶は、今後使っていく予定は一切ありませんのであしからず。

さて、本日の記事ですが、ぼくが思いついた企画を衝動的にやってみる、というものになります。やっぱり思い立ったが吉日、鉄は熱いうちに打て、ですからね。アイデアも思い浮かんだらまず手を動かすのが吉です。

はじめに、今回の企画の着想について説明させて下さい(お時間の無い読者の方は、以下を飛ばして、次の節「2. まぶ」から読んでいただいても、本記事の大体の概要は掴めるかと思います)

ぼくは秋田に住んでいるので、当然秋田弁を使ったり耳にしたりするわけなのですが、ある日、ふとこう思いました。

 

「秋田弁ってユニークかつコンパクトにまとまっていて、とってもオシャレ!」

 

これです。たとえば?ということで、最も極端な例をお示しします。

標準語のAさん「これ食べな?」 

標準語のBさん「うん、食べる」

この会話を秋田弁でやると、

秋田弁のAさん「け」

秋田弁のBさん「く」

となります。まあ有名ですよね。ただ標準語圏の人からしたら「五十音の中から一つ選んで交互に言う遊び」をしているようにしか見えないと思います。

このように秋田弁は、標準語圏の人からすると突拍子もないような語感かつ短さを有しており、同じ日本語であるにも関わらず非常に新鮮味を持ったニュアンスで聞こえるわけです。と同時に、秋田に住んでいる人あるいは秋田出身の人からすれば、秋田弁は実家に帰ったかのような安心感を即座に与えてくれる素晴らしい方言です。

以上で述べたような秋田弁の特徴を最大限に活かした「何か」をイラストによってデザインできないか、というのが今回の企画の主旨になります。

「何か」といっても、既存のイラストやグッズを参考にしてそれらと似たようなものをデザインするのでは、何も新規性がありません。この企画のゴールは「秋田弁×イラストデザイン」の分野に新しい風を吹き込むことです。ぼくはまだまだ未熟なので、すぐにそこに到達できるとは思いませんが、何とか試行錯誤してみたいと思います。

 

2. まぶ

まあ色々言いましたが、まずはやってみましょう。

本日はこの企画の一つ目として、ぼくが好きな秋田弁である「まぶ」でいろいろデザインをしてみます。「まぶ」は標準語では「雪庇(せっぴ)」のことです。雪庇は、屋根に積もった雪が、屋根のふちからはみ出したものです(図2.1)。

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図2.1. 「まぶ」は標準語の「雪庇(せっぴ)」を指す秋田弁である

 

軒下に居て、これが落ちてきてけがをしたり、雪下ろしで思いがけず屋根の一部だと思って踏んで転落してしまったりと、悪いイメージを持つ方も多いかもしれません。不愉快に思われた方がいたら、申し訳ございません。

しかしながら、これを「まぶ」と呼ぶ秋田弁の面白さ、その語感のかわいさ、そしてくるっと丸まった様子のキュートさといった側面に焦点を当てると、ぼくは「まぶってなんか良いよね...」と思うわけです。悪いところばかり見るのではなく、視点を変えることがぼくは重要だと思うんですよ。

さて、ぼくの中のこの「まぶ」へのイメージを具現化してみます。まずは、かわいい系、シュール系をコンセプトに「まぶ」をデザインしてみました(図2.2)。

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図2.2. かわいい系、シュール系の「まぶ」デザイン

 

「まぶ」のくるっと丸まった部分からクチバシを連想したので、かわいい目をつけて顔にしてみました。また、「まぶ」とひらがなで書くのではなく「MABU」とローマ字で描くことで、あたかも何かのブランドであるかのように演出してみました。トートバッグとかにこれが印刷してあったら、ぼくは間違いなく心惹かれますね。

 

次に「MABU」という文字を「まぶ」そのものに見立ててデザインしてみました(図2.3)。

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図2.3. 「MABU」という文字を「まぶ」に見立てたデザイン

 

これも結構かわいくないですか?個人的に結構お気に入りです。

 

上の二つを描いていたら「まぶ」が舌に見え始めたので、それで描いてみたのが次の図2.4です。

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図2.4. なまはげの舌が「まぶ」になっちゃった!

 

「まぶ」は秋田弁ということで、同じく秋田で有名ななまはげとコラボさせてみました。これもなかなかに仕上がりました。

 

Part1のおわりに

恐らく、図2.4あたりで「mijoe(みじょー)の独特のセンスについていけねぇ...」ってなっている人がほとんどだと思うので、今日はこの辺にしておきます。

今回の企画はぱっと思いついてやってみましたが、描いている方としてはめちゃくちゃ楽しかったです!秋田弁って素晴らしいけど、それを絵にしてみるとさらに広がりがあるなと感じました。

本日は「まぶ」に着目しましたが、また次回以降で別の秋田弁に着目して描いていきたいと思います。

ぜひ皆さんもやってみてはいかがでしょうか?

それではまた!

 

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