mijoe(みじょー)のアウトプット

秋田県のこととか自分の創作物について書きます

記憶に残る伝説の登下校 / No.007

どうも!mijoe(みじょー)です!

秋田県にお住みの皆さん、今日は風がエグかったですね。建物の中に居ても吹き込んでくるような感じがあって、しかも気温もかなり低かったです。春が着実に近づいているとはいえ、まだまだこういう日があるので、身体を冷やさないように対策をしましょう。

さて、本日はそんな悪天候に関連する話題です。ぼくが高校生のときに体験して、いまだに記憶に残っている伝説の一日があるのですが、その一部を四コマ漫画にまとめてみました。

詳細は四コマ漫画の後で説明しているので、良ければ読んでみて下さい。

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ぼくは高校のときは基本的に電車通学だったのですが、この日はあまりの大雪にJRが対応できず、いつも乗るはずの電車が運休になりました。そのため、父親が車で学校まで送迎してくれることになったのです。

自宅から学校までは車で40分ほど。しかしこれは雪の影響がゼロの場合の所要時間です。残念ながらこの日は「お天道様、クスリでもキメてるのかな?」と疑うくらいのスーパードカ雪でした。

道中、完全にホワイトアウトし、視界には道幅を示すために立っているポールしか見えないことも多々ありました。もしかしたら、ゼルダの伝説「まことのメガネ」を使えば、隠された道路が見えたのかもしれませんが、あいにく父もぼくも伝説の勇者ではなかったので、ポールを頼りになんとか進むしかありませんでした。

そうこうしていると、田んぼに落ちた車を発見しました。視界が悪いせいで道幅を誤ったのです。

「いつかこの車もこうなるんではないか…」

そんな考えが頭をよぎり、ゾクりとしました。しかし、ホワイトアウトのヤバいところは「引き返そうが進もうがホワイトアウトしている」ということです。ヤバいからといってすぐに脱出することはできません。

そんな最早ダンジョンの様相を呈している状況を、父はなんとかして抜け出してくれました。前の車が気を利かせてハザードランプを付けながら運転してくれたので、こちらも真似をしながら、それについていったのです。視界が晴れ、ようやく学校に到着することができました。

このときの所要時間はなんと2時間(2時間半だったかも)。なぜ、たかが登校のために小旅行なみの時間を掛ける必要があるのでしょうか。ぼくは、運転でへとへとになった父に感謝し(このあと父は同じ道を戻りました)、校門をくぐったのです。

すると、どういうことでしょう。学校の玄関からぞくぞくと人が出てくるではありませんか。これから授業が始まるというのに、異様な光景です。ちょうど友人がいたので声を掛けたところ、次の言葉が返ってきたのです。

「(公共交通機関である)電車が止まっているし、みんな帰れなくなっちゃうから、今日は授業やらないって」

ぼくは膝から崩れ落ちました。なぜ、もっと早く連絡が回ってこないのか。なぜ、ぼくをあざ笑うかのように、到着したと同時に授業中止になるのか。奥歯を噛み締めました。

その一報を聞いたあと、ぼくは高校に居ても仕方ないので、帰ることにしました。父に電話をして戻ってきてもらうことも考えましたが、あのへとへとの顔が脳裏をよぎったのと、これから会社だという事情を踏まえてやめました。

そこからなんとかして最寄り駅に到着したのですが、電車は復旧のめど立たず。代わりにバスが出ていると聞いたのでバス停に行ってみると、同じ事情の中高生が殺到していました。何とか乗れましたが、当然座ることはできず。ほぼインドとかの電車みたいな状況でした。分かりませんが、何人か窓からはみ出してたと思います。

しかも、これだけ乗客がいると、ほぼすべてのバス停にストップします。ぼくが降車するバス停は、終点付近だったので、2時間バスの中で立ちっぱなしでした。このときに「心を無にして苦行に耐える」ことを覚えました。

 

いやー思い出してみてもヤバイ一日でしたねー。雪国の過酷さが伝わったでしょうか。こういう過酷な日々を乗り越えて、いまのぼくがあるんですよね。

雑なまとめをしたところで、今日の記事は終わりです。雪国の中高生の皆さん、またはその親御さん方で同じような体験をしたことがある方はいらっしゃるでしょうか。

また何か面白い出来事を思い出したら、記事にしますね。それではまた!

 

mijoe(みじょー)

 

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